株式会社アロイ

〇わが社の現状、特徴
わが社は厚中板ステンレス鋼及び非鉄金属の加工を行っています。工場は茨城県と山口県にありますが、いずれも、厚中板ステンレス鋼を専門とした加工を行う、全国でも数少ない工場です。
ステンレス鋼は「錆びにくい（綺麗、お手入れ簡単、長寿命）」「耐熱性及び耐低温特性に優れてる（熱くても、冷たくても安心）」「強度が高い（想定外の時でも安全マージンがある）」という特徴があり、一般的な鉄（炭素鋼）よりも格段に耐久性が高いものとなっています。また、ステンレス鋼は100%リサイクル可能であり、高い耐久性と併せて、持続可能な社会の発展（ＳＤＧｓ）に貢献できる素材です。
わが社においては、その高い耐久性を活かした、高温・腐食の厳しい環境の中で長期間にわたり使用することが求められる、エネルギー事業や土木建築などの重要部材の加工を行っていまいます。
例えば、海の中に浮かぶ重要文化財・厳島神社大鳥居（広島県）の耐震補強で、当社で供給したステンレス鋼部材が使用されています。
ステンレス鋼は難加工材であり、加工においては高い技術力が必要ですが、チャレンジを繰り返しながら社会に誇れる物をつくりあげている企業です。
また、茨城加工センターには、最新鋭のウォータージェット（W/J）切断機（水の圧力を利用した切断機）を導入しています。そういった機械を見ていただくだけでも、ものづくりの喜びや楽しさを知っていただけると思います。皆さんとの出会いを楽しみにしています。

〇将来構想
社会インフラの老朽化や維持コストの上昇、更にはそのインフラメンテナンスの遅れ、また、エネルギー問題等課題を多く抱えた日本において、クリーンで高寿命なステンレス鋼を用いることで、それら課題の解決に貢献していきたいと考えています。また、日本を支えていく成長分野である半導体関連、医療関連、農業関連など様々な業界においても、高品質な製品を供給していくことで、“アロイ”のブランドを深化させていきます。

〇先輩の活躍
先の「わが社の特徴」でご紹介したW/J切断機についてですが、わが社は同業者の中では後発の導入で、機械の運転ノウハウを持たない手探りのスタートでした。本機の操業に従事した２名の社員は、白紙の状態から機械の特性の把握につとめ、機械のメンテナンスまで貪欲に習得していきました。今までの切断機と全く違うW/J切断機からは、新たな発見ばかりで遣り甲斐に繋がっていったのだと思いますが、切断機メーカーの母国アメリカでのW/J切断機の切断事例を参考に、切断機では無く加工機であるとの発想の転換を図り、切断機とは一線を画した未知の加工（切断）を行い、お客の期待を超える製品を提供し、アロイW/J切断機のファン（ユーザー）を増やし続けています。
新たなことにチャレンジできる働きやすい風土の中、資格取得や教育支援を受けながら、先輩達はものづくりの「プロ」として成長しています。

〇インターンシップの目的や内容
設計から製品が出来上がるまでの一連の流れを経験する事で、ものづくりの楽しさを体感ください。
また、ものづくりに必要な仕事にはどの様なものが有るかを知り、学生の皆さんの就職の一助になればと考えています。

〇インターンシップを通じて学んでほしいこと
アロイがどの様に社会貢献しているかを見てただくことはもとより、無から製品が出来上がる喜び、さらに、ウォータージェット切断機など最新鋭の技術を知ってください。ものづくりの現場を肌で感じていただければと思います。